唱歌と永田の郷

◆2013年7月14日(日曜日)

永田の人々が愛する「朧月夜」


「地元を詩にした歌」  永田の人々は、この曲を特別な想いで大事にしています。

朧月夜
一 菜の花畠に 入り日薄れ      二 里わの火影も 森の色も
   見渡す山の端 霞ふかし        田中の小路をたどる人も
   春風そよふく 空を見れば       蛙なくねも かねの音も
   夕月かかりいて にほい淡し      さながら霞める朧月夜

辰之が下水内高等小学校からの帰り道(おおよそ8kmの道のり)に見た、春の日の夕暮れの景色。村を見通す高台から見える遠く連なる山々、そして、その回りに広がる菜の花畠。振り返れば、その向こう側に千曲川(信濃川)の流れが光って見える。家からほど近い真宝寺から聞こえる鐘の音、これらの少年期の記憶から作詞したのだと言います。

この頃、永田村一帯は菜の花で覆い尽くされていました。北信濃一帯は、養蚕と共に菜種油の生産が盛んで、この地方の特産品の一つになっていました。